標高1670m、宮城県刈田郡蔵王町と同県柴田郡川崎町の境界付近にある火口湖、御釜(おかま)。
山形県民にとっても子供のころから親しんだ風景です。
日々、蔵王の山々を見上げながら、常に心にあるのは、
「いつか御釜に行かねばならぬ」(自転車で)との思い。
ダンシング(立ちこぎ)も、下りのコーナリングも、下りの下ハンも練習中ですが、
なんとなく「いまがその時だ。」と思い御釜にチャレンジしました。
蔵王へのスタート地点、国道13号蔵王の森(上山市)~蔵王坊平高原
難所は数知れずの14㎞。ここまで1時間20分。
坊平から刈田(かった)リフトまで、最初は緩やかなのぼりから、段々坂がきつくなる9㎞。ここを1時間10分。
この間、心が挫けそうになっても、すれ違う自転車の皆さんと挨拶を交わすことで
「自転車乗り」と認められたようで嬉しくてがんばれました。
「心肺で走る」(軽いギアでペダルをクルクル回す)に徹し、
教えてもらった通りに臀筋を意識してペダルを回し、
とにかく無心で靖之君の後をひたすら追い続け、
そして・・・、
とうとうやった!到達した!御釜だ!念願叶った!
と感動に浸り、体が冷える前にすぐ下山。
下りはとにかく安全に(自分も周りも)、を心がけ帰ってきました。
坊平高原はツツジが見ごろ。
標高が上がるにつれ、景色が素晴らしく、刈田リフト手前ではまるで雲の上のようでした。
「久しぶりに御釜だ」
「やった、のぼった!」
御釜