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カプコプ晃子

やきものをやろうと思ったのは


特に始めた頃ですが、よく「なぜやきものをやろうと思ったのか」と聞かれました。

この「なぜ」に答えられずに10年。

答えが出たのには、一つのきっかけがあります。

2012年、山形放送のニュース番組内の「時を超えて」というコーナーの取材を受けました。

取材をされるという事は、自分の思いを表に出すという事でした。

この時、自分の内側から言葉が引き出されていく、もっと言えば、自分でも気づいていなかった感情が言葉になって出ていく、という不思議な感覚を味わいました。

その過程で、「なぜ」に対する答えも出てきました。

そしてたどり着いた答えは、「かっこいいと思ったから」でした。

それまでは、大仰な、または何かしらスマートな理由をずっと探していたけど、実際はこんな理由でした。

自分でも驚くほど単純な理由。

そうか、そうだったんだ。決してドラマチックな動機はなかったんだ・・・。

自分の原点が見つかって以降、つくりたいものが徐々に明確に考えられるようになってきました。

「泥彩矢羽根紋鉢」

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