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執筆者の写真神保晃子

作品紹介2 ゆのみ

秋之野窯、最近の湯呑がこちらです。

前回の作品紹介同様、4人それぞれの技法で作っています。


左・・・泥彩色絵湯呑 (晃子) 

左から2番目・・・色絵湯呑 (父)

その隣・・・黒陶色絵湯呑 (母)

右・・・線象嵌湯呑 (靖之)


どれが一番手間と時間がかかるのかと聞かれるのですが、

その技法特有の大変な部分がある反面、逆に楽な部分もあるので

手間と時間にはそんなに差は無いと思います。


たとえば、私と靖之の2つを取り出してみると、

左の私のほうは

一番時間がかかるのは全体を素地の上に泥を塗って線を入れていくことです。

ちなみに、鳥の絵はそれほど「手間」というわけではありませんが、

本焼き後に上絵でもう一度焼成しなければならないのでもう少しだけ時間がかかります。


靖之のほうは、

陶土に線を彫り、そこに白泥を埋め込み、その後に表面を削ることでシャープな線を出します。

(この作業がわたしから見ると結構大変そうに見えます)

下の茶色い部分は釉薬掛けの際に装飾を施しますが、本焼きで全て完成します。


毎日使う湯呑。

自分で使うにも誰かに贈るにもお気に入りの一つを見つけていただけたら嬉しいです。


オーダー等もございましたらお気軽にご相談ください。

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